2022.05.17
コロナ禍と呼ばれる時代が訪れ、はや3年が経ちました。
世間では感染防止と社会経済活動の両立が図られるなか、銭形グループは、今年の秋、『銭形まつり』の開催を決定いたしました。
この3年で、私たちは家族や友人など近しい関係以外の人と集うことや触れ合うことに、心理的抵抗感を覚えるようになりました。
しかし、超少子高齢化という時代の大きな潮流のなかにあって、私たちは本来、他人や地域との繋がりを希求していたはずです。
『銭形まつり』もまた、「日頃からお世話になっている近隣の方々に感謝の気持ちを伝えたい。地域とより深い絆を結びたい。」、そんな地元への愛着心から続けてきたイベントでした。
それ故に、2年連続の中止は私たちにとって非常に残念で歯がゆい経験でした。
この春、当グループは、地元の先輩企業S様から、店舗付き集合住宅『B.L.D 』を買い受け、『B.L.D 銭形Zenigata』に改称。
今月、“地域の在宅介護の何でも相談窓口”と銘打って、銭形企画ケアマネジメント事務所をその1階に移転しました。
S様は長年、この建物の一部を倉庫として町内会に無償貸与され、夏にはガレージスペースを地蔵盆の会場として提供されてこられた経緯があり、この建物はまさに地元地域の交流拠点と呼ぶにふさわしい場所です。当グループは、この企業市民としてのS様の志を模範として、この地域交流の拠点を受け継いでいくことを決意しました。
新型コロナの感染拡大による社会不安のなか、募らせてきた地域に対する親愛や感謝の思い。私たちは、その表現方法の1つとして、『銭形まつり』の復活を果たしたいと思います。
未だコロナの脅威が続いているため、以前とは少し違った内容となるかもしれませんが、地域の皆様に安全に楽しんでいただけるイベントにしたいと考えています。